スタッフブログ

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狂犬病予防接種はお済みですか?

2020.11.13

狂犬病について何となく知ってはいるけれど、

実際私たちにとってどれだけ関わりのある病気なんだろう?

日本にはもう出ていない病気でしょ?

うたなくても大丈夫じゃない?

と思う方も多いのではないでしょうか。

 

コロナウィルス対策で広川町では集合注射が中止となり

例年よりも接種率が下がる可能性があります。

全国的にも同様のことが起きるかもしれません。

 

狂犬病は感染している動物に噛まれたり傷口を舐められたり

することで感染します。

犬だけでなく全ての哺乳類に感染すると言われています。

日本では1957年以降国内で感染したという例はありませんが、

世界では年間5万5千人が感染して亡くなっています。

 

症状は深刻で、犬では

極度に興奮して攻撃的な行動を示す「狂騒型」

下半身から上半身へと麻痺が進行する「麻痺型」

 

ヒトでは

強い不安感、一時的な錯乱、

水を見たり風が体に当たることでけいれんが起きる(恐水症・強風症)、

高熱、麻痺、運動失調、全身けいれんなどが起こり、

最終的に呼吸障害などの症状を示し、死亡します。

 

特効薬は無く、発症すれば致死率は100%という病気であるため

ワクチンが唯一の有効な薬ということになります。

 

コロナウィルスが世界中に広まったように、

今は出ていなくても、国内にいつ入ってきてもおかしくありません。

そのため、「狂犬病予防法」で飼い犬への接種が義務付けられています。

 

もし今年の予防接種のタイミングを逃した方は、

当院で接種が可能ですのでご来院ください。

手元に届いたハガキがあればそちらもご持参ください。

 

福岡県の予防接種率は全国でワースト2位でした。。。

都道府県別の犬の登録頭数と予防注射頭数等

接種率一位の山形県は90.8%

福岡県は57.7%!

国内で発生した際に、

感染の蔓延を防ぐのに必要な接種率は70%と言われています。

 

うたなくても大丈夫という訳ではありませんので、

毎年の接種を忘れずに行いましょう!